5月3日。寝ていたら朝7時頃につたい漏れを感じて起きました。トイレに行くために立とうとおもったら、自分でとめられないほど透明の水が!パジャマのズボンがぐっしょり濡れるほどの量でした。
とりあえず病院に電話。「破水したかもしれないけど、もしかしたらお小水の可能性もあるかも」と伝えると、少し様子を見て自分の意思とは関係なく水が出ていたら再度電話をくださいと言われました。
1時間ほど様子を見てみるものの、やはり水は止まらず。出ている量は最初より少ないけど、チョロチョロ出ている感じ。
再度連絡をすると「すぐにタクシーか車で来てください」と言われ、登録してあった陣痛タクシーを使って病院へ。
診察の結果「前期破水」一部に穴が空いた状態
診察の結果、破水でした。
完全破水ではなく、一部に穴が空いた高位破水という状態。 確認してもらうと、羊水は出きってしまったわけではなく、まだ十分子宮の中にある様子。完全破水だとズボンがビチャビチャになるほどだそうです。
今後は動くと羊水が出てしまうので、トイレ以外はベッドの上で安静が必要だと言われ、そのまま入院することになりました。
35週で産むことのデメリット
赤ちゃんは35週の今の状態で出てくると、肺と肝臓の機能がまだ完全には出来上がってない状態だそうです。
肝臓が出来上がっていないと、産まれたあと黄疸が出る場合があって、その時は光を当てる光線治療が必要になります。
肺が完全にできていなくて呼吸がしづらい場合は、人工呼吸器をつけて外からサポートしてあげることになるそうです。
ちなみに大きさで未熟児と判断するのではなく、36週以降かどうかの週数で判断するから大きい小さいは関係ないとのこと。成熟児かどうかの判断は、35週以降で、器官が成熟し、体重が2500gを超えていることとされています。
うちの子は現在2000gくらいなので、かなり小さめだけど、未熟児ではない「早産児」になりそうです。
破水すると胎児が子宮内で感染するリスクが高まる
今回の破水は子宮に穴が空いた状態。子宮に穴が空くと、今まで無菌状態だった羊水に雑菌が入りやすくなってしまいます。 雑菌が入ると羊水が濁ったような状態になり酸素が少なくなります。そのような状態の羊水を飲むと、赤ちゃんは肺が肺炎のようになることもあるそうです。
感染のリスクは血液検査でチェック
入院中は感染の値を母体の血液検査で毎日チェックして、張りどめの薬と細菌感染を防ぐための抗生物質を点滴します。
もし羊水中の菌が増えると血液中のCRP(C反応性蛋白:感染症を調べる指標)の値が上がります。
1日で赤ちゃんはかなり成長するので、赤ちゃんの成育のためには、なるべく1日でも長くお腹の中にとどめておくのがいい。ただ、感染のデメリットもあるので、そこは兼ね合いです。 ゴールデンウィークあけまでの数日間もてば御の字。できれば36週、欲を言えば37週で出産がいいとのこと。
赤ちゃんに助けが必要な場合は、赤ちゃんだけNICUのある病院に転院
赤ちゃんに呼吸器や、光線治療が必要だと判断した場合は多摩総合医療センター(元府中病院)に運ばれます。 自然分娩の場合はすぐに退院できるので、すぐに会いに行けるとのこと。
今回の前期破水の要因について
例えば切迫早産の人でも36週で退院させて、その数日後に出産なので36週までいけば、何ら問題はない。
今までの検査で早産の兆候などはまったく見られなかったので、今回こうなったのは体質。ふたり目3人目でも早めに破水する可能性があると考えていてと言われました。
これを書いているのは入院3日目
2日目(5月4日)の血液検査と、胎児の心拍計測は問題ありませんでした。今日を乗り切れば36週に入り、臨月に突入します。
3日目(5月5日)。血液検査の結果CRPは1.1、白血球は6100で感染の兆候はなさそう。波形で張りが1度少し強く出たので、張り止めの量を増やした。このままいけば出産は7日月曜日になりそう。
夜に先生の診察があって、明日も数値が大丈夫で自然な陣痛が急に来たりしなければ、月曜日の朝に点滴は終了させて、今度は逆に促進剤を使って陣痛を促していくことになりました。
このまま行けば、9日の昼までに陣痛スタートで、9日か10日の出産。 もしかしたら今夜とか急に陣痛が来たらすぐ出産になるけど、だとしても36週だから問題はないらしい。
大きさからすると赤ちゃんが保育器に入るのは間違いないらしくて、呼吸とか体温、血糖値の数値によっては赤ちゃんだけ転院の可能性もあるとのこと。 特に問題なければ赤ちゃんの転院はなくて済むかもしれない。
赤ちゃん、できればなんとか1日でも長くお腹の中にいてね!