PAPA Lab

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不妊治療継続中。人工授精の合間に子宮筋腫の切除手術を受けました

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人工授精を始める前から子宮に2センチ弱の筋腫があるけど、取らないでそのまま様子を見るのか、手術して切り取ってしまうのか選択を迫られていました。

取らなくても妊娠自体には関係なくて、妊娠すれば筋腫はポロッと取れることもあると言われたので、切らないで妊娠するならそれはその方がいいよねと夫婦で淡い期待をもっていました。

でも、そのまま2回人工授精をしたものの妊娠することはなく、次の検診の時にお医者さんから「筋腫はどうしますか?」と改めて聞かれました。

特に夫婦ともに明らかに妊娠が難しい要因はなかったので、少しでも不安要素をとりのぞく意味でも手術したほうがいいんじゃないか。しかも、子宮筋腫は今後悪くなることはあっても自然と消えることはありません。赤ちゃんを望むことだけではなく、妻の体のことを考えて手術したほうがいいのかもしれないと話し合い切除することを決めました。

子宮筋腫の切除手術をすると人工授精は2ヶ月できない

手術するのだからもちろん回復までに時間がかかります。人工授精は2ヶ月できません。

手術にのぞむ前にも、筋腫の大きさをみるためにMRIで画像を取るので放射線を浴びることになります。微量とは言え妊娠しているとできない検査なので、筋腫がある人は取りたいのであれば早めに決断するひつようがあります。

子宮筋腫切除手術の流れ

手術当日に来院し、手術を受けて1日入院、翌日の昼には退院できるという流れです。

前日の夜9時以降は食事は禁止でその後も飲んでいいのは水のみ、当日は朝6時以降は水を飲むのも禁止と結構厳しい状況で病院に行きます。10時には個室に入り、12時ころ点滴、14時ころ子宮の入り口を広げるための処置、16時から自分で歩いて手術室に向かい、終わったのは16時45分でした。

手術は子宮にスコープを入れて電気メスで切除するので、お腹を切ったりということはありませんでした。子宮鏡下手術というそうです。子宮内にあった複数のポリープと、子宮筋腫は切除できました。

術後に先生から手術内容の説明を受け、病室に戻った妻のもとへ行くとすでに全身麻酔からはさめていました。朦朧とする意識の中、かなりの気持ち悪さと痛みをうったえナースコールすることに。看護師さんいわく、主な痛みは子宮の入り口が元の状態に戻ろうとする痛みで、出産を経験していれば痛みはここまで感じないとのこと。鎮痛剤は術後すぐは使えないので、もう少し我慢するようにと1時間ほどそのまま痛みに耐えていました。

次第に落ち着き、1時間半ほどで話せるまでに回復。面会は20時までだったので私は病室を後にして、その後21時頃に飲食OKになり、妻はペットボトルの水を一気飲みしたそうです(笑)丸一日何も飲まず食わずだったので、そりゃ喉もかわきますよね。

翌朝10時ころ私が病院に着くと、すでに元気な状態でした。痛みはまだあるものの普通に歩けるまでに回復。退院許可の診察も終わり、12時ころ無事に退院しました。

子宮鏡下手術ができる病院は少ないらしい

子宮筋腫の切除で子宮鏡下手術ができる病院は少ないそうです。うちが手術を受けたのは、神奈川の総合病院。

お腹に小さい穴をあけてアプローチする腹腔鏡下手術に比べても、子宮鏡下手術はどこにも傷がつくことなく終わるので安心でした。

費用は入院費用と合わせて12万円ほど。術前の検査や、術後の飲み薬などを考えると全部で15万円ほどでしょうか。

とにかく何事もなく手術が終わり、妻の体が無事でよかったです。