9週2日目の検診に行って来ました。
8週目の診断ではCRLが7.7㎜と週数に対して小さく、7週目からの1週間での成長も3ミリに満たなかったので「この後うまくいく可能性は極めて低い。心拍が止まるケースによく見られる兆候」的なニュアンスで先生の診断をもらっていました。
もう希望がないというような言われ方をしたので、いったんは夫婦ともにかなり気持ちが落ちたんですけど、検診の翌日からは赤ちゃんに向かって話しかけて「がんばれー!大きくなれー!」とはげます毎日。
バカみたいですけど、続けてるとなんとなく不安な気持ちは消えて、大丈夫な気がしてました。
そして、9週目の検診の日。
1週間でCRLは7.7ミリから16.7ミリへ!
普通は内診の前に採血をして、血中のプロゲステロンの値などを測るんですが、今回は心拍や成長度の確認をする内診が先。
この内診でダメだと判断されたら、今回の妊娠は終了です……。
内診室は妻だけしか入れないので、いつも通り外の椅子で祈りながら待ちました。待つこと3分ほど。
前回の思わしくない結果の時より早く妻が出てきました!
内診室前の待合から次の診察室に移動する途中、妻が握りこぶしに親指を上げた手(グーポーズ)をこちらに見せました!「大きくなってた!心臓もちゃんと動いてた」「良かったー」との声。
本当に良かった。成長してなかったら、自分も落ち込みますが、妻はどんなに落ち込むだろうと心配してたので。
大きさは16.7㎜。先週から急に成長してました!
胎芽の成長は平均1日に0.7〜1ミリなので、いっても15ミリくらいかと思ってましたが、平均値以上の成長でした。
小さかったのは、着床が少し遅かったのかも
診察室には夫婦で一緒に入って先生の話を聴けます。
先生は「この調子なら大丈夫だね。もしかしたら、移植してから着床までが少し遅かったのかもしれない。週数は9週目だけど、大きさでは8週4日くらいかな。4日くらい遅めだけど、それくらいなら普通にあるから。良かったです!」とのこと。
「お腹のテープは残ってる分でやめて、膣剤は大事だからこのまま継続しましょう。また来週状態を見させてください。次回は採血を先にお願いします。」
と、明らかに前回より明るいトーンで言われました。
帰り際にも「ほんとに良かったね!」と声をかけてもらいました。
週数に比べて胎嚢やCRLが小さくても希望は捨てない方がいい
今回の私たちがそうでしたが、週数に比べて胎芽が小さくても希望は捨てないほうがいいです。
もちろん人それぞれになりますが、一般的に体外受精で妊娠した赤ちゃんは成長するのが遅いケースがあるそうで、
- 体外受精による妊娠では自然妊娠に比べて胎嚢が小さいケースが36%
- 8週目を超えると自然妊娠の成長度合いに近づく
- 自然妊娠と比較すると、体外受精で胎児の心拍が確認されたあとの流産率は低い
という海外の論文もあります。 (参照:Gestation sac size in in-vitro fertilization pregnancies. - PubMed - NCBI)
赤ちゃんは状態も育ち方も人それぞれ。ネットで調べると不安な情報ばっかり目につくけれど、それは順調に経過をたどっている人は質問掲示板に書き込みなどしないから情報が偏るためです。
うちのように、体外受精だって週数が確実じゃないケースもあります。
まだ私たちの赤ちゃんも万全の状態ではありませんが、不安に思っている方が少しでも希望が持てれば幸いです。